上京費用と利便性からみる東京と隣接する関東圏の比較

上京することがイコール東京暮らしを意味し、東京暮らしへの憧れも重なりますが、東京へ引っ越してきてから生活費など費用のバランスを比較して都内近郊へ引っ越す人も多数います。

電車ひとつ、川ひとつ越えただけでも2万円は変るのが東京・関東圏の家賃事情です。

上京費用と利便性からみる東京と隣接する関東圏の比較

上京費用と利便性からみる東京と隣接する関東圏の比較
最も費用の格差が大きな部分が家賃の額となります。

下記の地図の色塗りが東京都の市区町村でピンク色が23区です。

東京都と隣接する市区町村の地図
出典:https://uub.jp/47/tokyo/

そして都内(市区)に隣接している県は神奈川、埼玉、千葉となります。

上京時の引越し費用は、その移動距離で見積もられるため、都内行きも近郊の関東圏でも大差ありません。

但し、毎月支払うことになる家賃の負担に関しては、上記地図の色分け通りに、東京都を一歩出ただけでも各段の差が生じます。

まずは主要な東京に隣接する関東圏の市区

神奈川県 川崎市 川崎区 幸区 中原区 高津区 多摩区
埼玉県 新座市 和光市 戸田市 川口市 草加市 八潮市 三郷市
千葉県 松戸市 市川市 浦安市

いずれの市区も都内とは電車で1駅、道路1本、橋ひとつ越えた立地で、移動するには3分かからない場所です。

比較|都内10万円の家賃費用と近隣市区の相場

都内の家賃費用が10万円の場合の隣接する関東圏市区の賃貸物件費用の相場比較。

神奈川県 川崎区  約8万円
川崎市 幸区 中原区 高津区  約9万円
多摩区  約8万円
埼玉県 新座市 和光市 戸田市  約7.5万円
川口市 約 8万円
草加市 八潮市 三郷市 約 7万円
千葉県 松戸市 市川市  約7万円
浦安市  約8.5万円

都内と隣接する関東圏の家賃費用の差額
比較参照:関東の賃貸住宅

この比較を見て一目瞭然のように、都内を離れますと2万円以上の家賃費用の差額が生じます。

主に人気な都内に隣接している各県の市区は、川崎区高津区、中原区や千葉県の浦安市(ディズニーランド)

埼玉県では川口市となります。

これに加えて駐車費用も異なります。

東京23区の中心部、主に山の手線沿線内に住んでいる場合に、移動の手段として自家用車を所有するには、駐車場費用が家賃とほぼ同額のため必要性が生じません。

むしろ必要な時にレンタカーや、個人間でカーシェアリングをしたほうがお得です。

ですが、都内でも中心部から「墨田川、荒川を越えたエリア」に住んでいれば、乗用車を所有していたほうが便利です。

その場合は、負担する家賃に加えて駐車場費用が加算されます。

隣接する関東圏市区の駐車場費用の相場比較(屋根なし)

神奈川県 川崎区  約1万円
川崎市 幸区 中原区 高津区  約2万円
多摩区  約1万円
埼玉県 新座市 和光市 戸田市  約0.8万円
川口市 約 1万円
草加市 八潮市 三郷市 約 0.8万円
千葉県 松戸市 市川市  約0.8万円
浦安市  約1万円

となり、都内で駐車場を借りる費用と比較した場合は負担が激減します。

その為、車庫証明の関係で最初は都内の駐車場を登録申請するものの、登録(自動車ナンバー公布)後は駐車場を近くの神奈川、埼玉、千葉県内に借りている人も、この圏内には大勢います。

家賃と駐車場費用の比較だけでも月額の差額を考えてみますと、およそ2~3万円の差が出ます。

一年間に換算しますとおよそ30万円、3年間で約100万円近い支出の差が、上京後の生活費用(家賃事情)に生じることが歴然とさせられます。

では、次に東京都内に隣接する市区の利便性を解説いたします。

関東圏、都内隣接市区の環境と利便性

都内で生活することと、隣接する関東圏の市区で生活することの大きな違いは雰囲気です。

それ以外は上京後に生活していく上で、何も変わりません。

物理的には通勤通学時間が5分増える程度の差で、道路1本挟んだから都内のスーパーへ行くことが不便になることもありませんし、川を越えて都内に行かないとコンビニがないということはありません。

むしろ環境的には、コンクリートとアスファルトに囲まれた東京よりも、都内に隣接する各県の市区のほうが「緑地化計画」などの条例の関係で、生活空間に緑が多いと感じます。

埼玉県緑化計画

埼玉県内で、敷地面積1,000平方メートル以上の建築(新築、改築、増築、移転)を行う場合には、「ふるさと埼玉の緑を守り育てる条例」第26条に基づき、「緑化計画届出書」を作成し、県に提出いただく必要があります。
引用出典:http://www.pref.saitama.lg.jp/a0508/ryokukakeikakusyo.html

交通手段

関東圏への上京者の多くは、上記のような都内に隣接している市区よりも、むしろ更にこの先にある離れた各県の都市部に住んでいます。

例をとりますと、神奈川県であれば横浜市、埼玉県であればさいたま市、千葉県船橋市、柏市というようなJRの主要なターミナル駅となります。

従って、より東京都内に近い隣接市区の場合は交通手段も電車であれば1駅で都内に移動できます。

また車(バス、タクシー)での移動も、国道ひとつ真っすぐに都内に行けるという利便性があります。

隣接する関東圏市区の交通手段の利便性

県名 市区 主な電車(路線) 車(バス・タクシー)
神奈川県 川崎区 JR京浜東北線 湾岸線
川崎市 幸区 中原区 高津区 JR東海道線

京浜急行 東京急行(東急)小田急線

 

国道1号・15号線

綱島街道 中原街道 府中街道

多摩区 JR南武線 東名高速(国道246号線)
埼玉県 新座市 和光市 戸田市 JR埼京線 東武東上線 国道17号線
川口市 JR京浜東北線 国道122号線
草加市 八潮市 三郷市 東武スカイツリーライン 国道4号線
千葉県 松戸市 市川市 JR常磐線 新京成電鉄 国道6号線
浦安市 JR京葉線 東京メトロ(地下鉄) 国道357号線

上記のように、各市区から都内への移動手段は電車でも車(バス・タクシー)でも大変利便性が良いです。

上京費用や、その後の生活費を比較する際には、長期的な観点で考えて、東京都内に拘らず上京エリアを関東圏と広げて比較したい方にはお勧めです。