上京不安はシェアハウスが丸ごと解消します

社会人として上京してまもなくホームシックになった私は、上京以前に抱えていた心配や不安を吹き飛ばすほどの大きな不安に見舞われました。

それまでの心配や不安として抱えていた、上京後の対人関係や生活費用など暮らしていくためのものとして小さな悩みに思えるほど、このホームシックは将来の人生に対する言いようのない不安に覆われました。

上京生活を諦めて親元のいる地方に帰りたいわけではないのですが、とても恋しい気持ちに駆られました。

その気持ちは日増しに色濃くなり私はメンタルを崩しました。

そのホームシックを乗り越えたのがルームシェア、今でいうシェアハウスの利用でした。

上京不安はシェアハウスが丸ごと解消します

これまで勤務先のスーパーのレジ職として上京就職をした私は、勤務先の寮に住み、どうかすると仕事と寮の往復だけの生活でした。

同じ寮に住む同僚も勤務時間帯が違うため、一緒に遊びに行って息抜きをすることもできず、またそんなタイムシフト制の勤務先でしたのでお互いの部屋を行き来することもなく、ホームシックは募るばかりでした。

その時の私は、日増しにメンタル面も低下していき、焦るような気持ちで親元への恋しさを埋める話し相手が欲しいと思いました。

「環境を変えてみようかな」と漠然に思いました。

つまり寮を出て、本格的なひとり暮らしをすることで、少なくとも今よりは生活状況が変わると考えたのです。

先立つものは、お金の問題でした

まだ就職したばかりでお給料はとても安く、月々の暮らしで多少のお洒落をすれば精一杯で、足りない分はボーナスからやり繰りしていた頃でしたので、引っ越したいとしても「引越し費用」の工面がつきませんでいた。

地元の親に相談してみたものの、まだ早いとばかりに、まるで私が上京生活の楽しさを知り「寮を抜け出したい」と思われたようで引越し費用の支援をしても取りつく間もありませんでした。

私も親に心配をかけさせまいと、ホ-ムシックでメンタルが不調(低下)しているとは言い出せないでいました。

また勤務先は都内23区でしたので、いざ寮を出てひとり暮らしをするには月々の家賃が高額ということで躊躇う気持ちもありました。

上京時の家賃費用
上京時の家賃費用

それでも私は、この環境を変えたい思いから、引越し費用を浮かせたいためと、話し相手が欲しいという2つの理由の目的を果たす方法としてルームシェア(今でいうシェアハウス方式)を考えました。

勤務先のでひとり暮らしをしている同僚に、家賃も半分負担するので一部屋貸してもらい「共同生活」というライフスタイルを考えたのです。

幸いにも3年先輩で、同じく地方から上京就職した方が私のルームシェアの申し出を受け入れてくださいました。

2人で始まった上京キャンプ生活

やがて始まった先輩との共同生活は、性格的に気が合ったこともあり精神的にとても楽しい毎日でした。

新聞が来ることもなければ、時々電気代の支払いを滞っては電気が止まり、ガス代を払うことを忘れてお風呂に入れなくて慌てるような、まるでサバイバルゲームをしているようなキャンプ生活さながらでしたが、お互いすれ違う勤務時間の中でも顔を合わせると夜中遅くまで語り合うことができました。

私はその時間帯がとても楽しみで、先輩の上京話しを聞いたり、私の心配事や悩みや不安の相談相手にもなってもらい、いつしかホームシックで不安だった気持ちを、この語らう時間が埋めていきました。

上京後の思わぬ落とし穴であったホームシックは、このシェアハウス(ルームシェア共同生活)として一気に解消されたのです。

シェアハウスが丸ごと解消した不安や悩み

1)ホームシックの人恋しさが解消される
2)引越し費用や家賃負担が軽減する
3)困った場合の相談相手が容易に見つかる

そして何より、上京後のホームシックでメンタル不調にも陥っていた私の精神面も回復していきました。

環境が変われば、気持ちの持ちようも変わり、それまで心配だったことや不安に駆られていたことも、身近な相談相手がいることで過度に思い込まなくて済みます。

何よりもその先輩は一生涯の親友として、今も交流があります。

今はお互いの子供が東京のシェアハウスで暮らしています

先輩と私は、それぞれ少しの違いで寿退社をし、それぞれ地元に戻りました。

その後も、お互いの結婚式に出席したり、出産祝いには自分の出産のように喜び、家族同士の交流が続いています。

そうして世代が代わり、お互いの子供たちが大学進学のために上京を考えていると知った私たちは、東京で共同生活をした経験をメリットとして、お互いの子供たちをシェアハウスで暮らさせてはどうかとなりました。

今は昔と違い、他人に干渉することが希薄な東京暮らしですが、それでも人が生きていく限り様々な不安や悩み、心配事は尽きません。

恐らく現代っ子の子供たちも、数十年前の私たちと同じように不安を感じながら葛藤を抱えていくと思います。

そのような初期の上京暮らしの不安を丸ごと解消してくれるのがシェアハウスのメリットです。