国政調査などによれば、東京の人口はおよそ1300万人で、そのうち一人暮らしの人は300万人近くいると言われています。

つまり、全体のおおよそ23%程度の方が一人暮らしをしている計算になります。

そして、数あるアパートに加えて東京の街には、路線などによって様々な顔と言うかイロがあり、上京を考えいる方の場合、その感覚は掴めないので、どの路線のどこ(何駅)が自分に合うのか迷ってしまう方が多いかと思います。

そこで、今回は東京で一人暮らしをする場合に、おすすめな路線などについてご紹介していきたいと思います。

なお、おすすめな路線などをお話するうえで、どのような方にとっておすすめなのかということが重要ではないかなと思いますので、今回は「学生向け」「社会人向け」という少し大きな括りで、それぞれご紹介します。

東京にある路線

そもそも東京にはどのような路線があるのでしょうか。
全体を把握するための意味も込めて、幾つか例を挙げさせて頂くと以下のようなものがあります。

JR山手線、JR中央線、東急東横線、東急田園都市線、京王線、京王井の頭線、JR総武線、JR湘南新宿ライン、JR京浜東北線、東京メトロ丸ノ内線、東京メトロ半蔵門線、小田急小田原線などなど。

上記路線は、テレビや雑誌などメディア露出も高いものなので、実際東京にあまり詳しくない方でも名前程度なら何となく知っているのではないでしょうか。

さらに厄介なのはここからです。
東京近辺に既に住んでいる方なら話は別ですが、渋谷、新宿、東京、六本木、原宿、お台場など知名度の高い駅は、果たしてどの路線にあるのか、わかるようでわからないですよね?

これら知名度の高い駅になると、1つの駅に複数の路線が混在しているので、どの路線を利用すれば良いのか?パッとは出てきませんよね。
私も東北から学生時代に上京してきたときは、この辺りの事に慣れるのに大分苦労しました。(暮らしはじめ10年を超えた今でもザックリとしか理解できていないですが・・苦笑)

もし、イメージでも良いので住みたい地域があるのであれば、その地域にある主要駅に乗り入れている路線だけでも知っておく事が大切です。

また、不動産会社で部屋をかりるときに、東京という街をあまり知らないことと、家賃や間取りその他自身の要望を伝えれば、その中でおすすめの駅や路線、その理由を説明してもらえるので情報収集の手段としてとてもおすすめです。

学生向け おすすめの路線

では、いよいよ「学生向け」のオススメ路線からご紹介します。

あくまで私の不動産会社時代の印象ですけど(以下も同様))学生は、お金をあまりかけられないけど、オシャレなカフェや雑貨屋、激安スーパー、コスパの良い飲食店、その他娯楽などの施設があるような、生活をしていて、便利で楽しい街を希望される方が多いです。

このような条件を充たす路線としては、京王線やJR中央線がおすすめです。

京王線は終点の京王八王子からでも、新宿まで特急を利用すれば35分ほどで行くことができ、その間にも府中、調布、明大前といった便利で楽しい駅が多々あります。

JR中央線は、東京で最も住みたい街に輝いた「吉祥寺」をはじめ、新宿、お茶の水、四谷などもあり、文句の付けどころがありません。
ただ主要駅となると若干家賃が高めになることが難点ではあります。

両者とも都内と逆方面にいけば、自然を感じる事も出来ます。最近急速に人気が高まっている『高尾山』にもアクセスしやすい路線ですね。

社会人向け おすすめの路線

次に、「社会人向け」のおすすめ路線ですが、社会人は仕事と生活のバランスを考える方が多く、中でも仕事場までの通勤について重要視されます。

東京の通勤ラッシュは、乗車率200%を超える路線もあるほど、たいへん混み合います。
だからこそ、社会人はせめても乗車率が低い路線に住みたいと思うわけです。

家賃、物件、生活環境もそこそこ以上で通勤環境が良い路線として穴場なのが、京王井の頭線です。

吉祥寺から渋谷を結ぶこの路線は、意外や意外、通勤時間帯(始発〜7時台)によっては、乗車率60%程度の混みようで通勤することが可能です。また帰宅時も渋谷始発であり、本数も多いためか、一本遅らせて乗車すればほぼほぼ座ることができます。

以上をご参考に、自分だけの素敵な東京暮らしが表現できる路線などを探してみてください。