自然が少ない東京では地方などと比べて虫が少なく、賃貸住宅で虫対策に苦労することは少ないでしょう。
しかし、東京では東京ならではの虫に悩まされる事も多いとも言えます。

今回は東京に上京してきて虫に悩む前に実践したい対策を紹介してきます。

 蚊

ただし都会といえども、夏になると出てくる蚊には悩まされることが多いようです。

蚊はちょっとした水たまりがあると繁殖します。
そのため虫の少ない都会でも、気温が上がってくると確実に出てきます。
蚊に悩まされないためには、部屋の中に蚊を入れないことです。

まずは、窓には網戸がなければつけましょう。
網戸は部屋の中から窓に向かって右側にしておきますと、窓を開けた時に隙間がなくなるような構造をしています。
一方左側に網戸がありますと、窓を開けた時に隙間ができてしまいますので、そこから蚊などの虫が入ってきます。

また蚊は人の衣服などにくっついて部屋の中に侵入することもあります。
これは気が付かないことも多いですから、蚊取り用のスプレーや線香などを用意しておくと良いでしょう。
ただし都会の夏はエアコンが必須ですから、部屋を締め切ることも多いです。
このような閉めきった部屋で蚊取りスプレーなどを使うのは危険ですから、通気を良くしてからにしましょう。

ゴキブリ

都会の部屋で蚊の他にはゴキブリが結構出てきます。

北海道などの涼しい地域から出てきた方の中には、東京で始めてゴキブリを見た!なんて方もいますが、人間の身近に住む最大の天敵ともいえるヤツですね。


特に自炊している場合には、食材がゴキブリにとって絶好の餌になります。

ゴキブリ対策は、部屋と外部との隙間を塞ぐのが有効です。
また台所などに散らばった食材のカスなどは、調理の後にきれいに取り除くのも大切でしょう。
そしてレンジやシンクを常に清潔にしておきます。

ゴキブリ対策用の殺虫剤には、置き餌式やスプレー、あるいは煙の出るものなどがあります。
煙の出る殺虫剤は、部屋を閉めきって殺虫剤を充満させゴキブリを殺します。
このタイプの殺虫剤を使用した後には、部屋の空気を入れ替えるのが大切です。
また置き餌式も結構な威力があります。

その他の虫にダニとかノミもいますが、清潔な部屋でしたらほとんど悩まされることはないでしょう。
強力にゴミを吸い取るサイクロン式の掃除機を使いますと、カーペットや絨毯などにいる小さな虫は、根こそぎ駆除できます。
特にペットを飼っているのでしたら、頻繁にサイクロン式掃除機で掃除するのをオススメします。

どうしても虫が嫌なら高層ビルがおすすめ!

基本的に都会は虫が少ないものの、住む地域や周りの環境によっては、虫の害に悩まされることもあります。
どうしても虫が嫌いな人は、高層集合住宅の上階に部屋を借りる方法もあります。

地表から一定以上高いところには、ほとんど虫がこないそうですから夏でも蚊などに悩まされないと言われています。

実際に首都圏近辺で、一年間の中で、1階部分に住む方と11階以上に住む人が虫に遭遇したかの調査では15倍近い差が出てきたそうです。

高層ビルは=家賃が高くはなりますが、一番の虫対策ともなりえるという事ですね。