みなさんは「一人暮らし」にどのようなイメージをお持ちでしょうか。
私の場合、パッと描く「一人暮らし」とは、自分の好きなインテリアや雑貨に囲まれた部屋を創り、その出来上がった空間で、自分の好きな時間にご飯を食べ、遊び、お風呂に入り、寝るなど、自由な生活を送る、そんな「良い」イメージのものでした。
ではこの「一人暮らし」に「東京での」という頭文字が加わるとどうでしょう。
私の場合、「家賃が高いのではないか?」という不安要素が加わりました。
今回は、東京での一人暮らしにおいて、多くの方が考える「家賃の安い地域とその基準など」についてご紹介していきます。
東京で家賃の安い地域を知るためのポイント2つ
今回のテーマである、「東京での一人暮らし、家賃の安い地域とは?」
ズバリ、その見分けるポイントは、大きく分けて、①「需要と供給」②「利便性」です。
難しいことは扨措き、この二点さえ抑えておけば、ほぼ間違いないと断定できます。
では、先ずは、基本中の基本、一つ目の「需要と供給」からご紹介します。
家賃は需要と供給で決まる!
東京で育ってきていない方、一度も生活してきていない方であっても、テレビ、インターネット、雑誌などの情報媒体により、何となく家賃が高そうな地域というものは分かっている方が多いと思います。
例を挙げれば、田園調布、恵比寿、青山、表参道など、オシャレな街、セレブや芸能人といった有名人が出没などする街の代名詞的な地域でしょうか。その予想は大方当たっています。
家賃に係らずですが、世の中のモノ・サービスの価格形成は、需要と供給によって成り立っているため、みなさんがほぼ共通の認識で「オシャレな街だな、こんな街で生活できたら素敵だろうな。」と思うような地域では、必然的に家賃は高くなります。
よって、少々強引な部分もあるかもしれませんが、パッと頭に浮かぶ「好き、憧れ、オシャレ」な東京の街、駅、地域の家賃は高い傾向にあり、逆に言えば、思い浮かばない、あまり名前を聞かない街、駅、地域の家賃は安い傾向にあります。
利便性でも家賃は大きく変化する
次に、ご紹介するのは、2つ目の「利便性」です。
この利便性とは、文字通り日々生活していくうえで「便利」であることの指標を表します。
一般的に考えれば、皆不便よりも、「便利」を求めます。
特に、インターネットの普及やモノ、サービスの共有過多に起因し、便利が当たり前になっている現代人にとっては、不便に陥る状況はより厳しいのかもしれません。
よって、多くの方が便利への対価(便利を享受するためのお金)を支払うのです。つまり、家賃にもこの便利への対価が含まれて(付加され)いると言えます。では、どのような対価が含まれているのでしょうか。
最も一般的なものとしては、最寄り駅からの距離です。不動産会社の物件募集広告などで「○○駅から徒歩○分」と記載されるアレです。基本的に、駅から近ければ近いほど家賃は高くなり(線路添いになると騒音の関係から若干安くなる場合もありますが)、遠ければ遠いほど安くなります。
実際には徒歩10分以内、10分以上15分以内、それ以上といった区分で家賃に影響しています。
次は、築年数と広さです。古ければ安く新しければ高くなります。新しければ、セキュリティ対策、耐震、防音、最新設備完備など物件内外において優秀ですし、古ければその逆なので、当然と言えば当然ですね。
最後に、トイレとお風呂が一緒か否か(ユニットバス)ということです。
東京の物件は、一部屋当たりの面積が狭いなど物件構造上の理由などから、ユニットバス物件が非常に多いです(新築でも多くあります)
私もそうなのですが、ユニットバスは欧米スタイルであり、日本人にはあまり好まれるスタイルではないため、トイレとお風呂が別の物件より人気が劣ります。
よって、同規模、条件、環境のトイレとお風呂が別の物件に比べ家賃も安くなります。
以上の二点を抑えて、東京で家賃の安い、素敵な物件を探してみてはいかがでしょうか。
最後に実際に東京の家賃をランキング形式で見ておきましょう。
東京家賃平均とランキング
※家賃相場は常に変動します。参考としてご覧ください。
ワンルーム,1Kの部屋 家賃が安い地域10選 23区内
1位 葛飾区 65,000円
2位 足立区 67,000円
3位 練馬区 68,000円
4位 板橋区 70,000円
5位 江戸川区 72,00円
6位 中野区 75,000円
7位 豊島区 77,000円
8位 荒川区 78,000円
9位 杉並区 78,900円
10位 大田区 80,000円
23区内であれば家賃が安いランキングでは常連さんの葛飾区がおすすめです。練馬区なども中心地へのアクセスも用意で人気の場所ですね。
ワンルーム,1Kの部屋 家賃が安い地域10選 23区外含め
1位 武蔵村山市 42,800円
2位 多摩市 43,000円
3位 あきる野市 45,000円
4位 東村山市 45,700円
5位 東久留米市 47,500円
6位 八王子市 49,000円
7位 小平市 49,500円
8位 日野市 50,000円
9位 青梅市 51,000円
10位 東大和市 52,000円
当たり前の事ですが23区内になるとグッと家賃が上がりますね、特に23区内にこだわらないのであれば、東京へのアクセスも容易な東久留米市やランキングにはありませんが、西東京市などもおすすめです。