海外でのスリや強盗ってどんな手口があるの?

これまでの記事でも海外旅行ではスリや強盗に気をつけようとお話しましたが、そもそも海外ではどんな手口のスリや犯罪があるのでしょうか?
今回は特に海外旅行者がターゲットとされている、スリや強盗の手口をまとめてみました。

まずは犯罪が起こりやすい場所

海外旅行中で犯罪に遭いやすい場所はほぼ決まっています。

・空港

ほとんどの海外旅行者が集中する絶好の狙い場、浮き足たった旅行者や旅疲れした旅行者をターゲットにしたスリ達が目を光らせています。
荷物からは絶対に目を離さない等の注意が必要です。

・街中(特に人が密集している場所)

人ごみはスリがもっとも仕事をしやすい場所、買い物や観光などに気をとられている間に財布やバックなどを盗られるケースが多いです。
気軽に話しかけてくる人にも注意が必要です。

・電車、バスなどの乗り物内

電車やバスに乗って気が緩んだ海外旅行者をターゲットに泥棒達が目を光らせています。
バックや荷物などを盗りやすい位置に置いたまま席をたったり、仮眠をとるなどはしないようにしましょう。

よくある手口と対策

今度は場面別によくある手口と対策をみてみましょう。
海外 犯罪

・全体を通して注意と対策

置き引き、スリ

何処の場所でも置き引きやスリがいる可能性があります。
荷物から目を離さない、貴重品は分散する、人ごみでは周囲に気を配るなどの対策をしましょう。

・空港での犯罪

白タク・ツアー勧誘

手口
初めて着いた地で右も左もわからない旅行者に目をつけて、「市内まで観光案内付きで行くぞ!」
「おすすめの良いホテルなどまで送ってやるぞ」などと言いながら近寄ってくる。
料金表などをもっている場合もあり、一見安く見せたりもするが、現地に着くと微妙に話しと違う料金を盗られたり全く話と違う場所に連れて行かれたりする。
また、ツアー客の迎えとみせかけ声をかけてきて連れて行ってしまう。偽者のツアーガイドもいる。
対策
基本的に空港内で声をかけて来る人は信用しない、付いて行かない。
まっとうな業者であればそのような声のかけ方はしない。
タクシーなどを利用したいのであればしっかりと正規のタクシー乗り場などから乗る。
ツアーを予約している場合、しっかりと相手が正規の人か、名刺や会社名の分かる目印を確認する。

・バス、列車内での犯罪

親しく話しかけてくる人にも注意

手口
バスや列車の中で話しかけられ仲良くなり、安心させておいて現地に到着後「僕が街を案内するよ!」
などと連れて行き強奪する。
または食べ物などをくれるのだが睡眠薬などが含まれており、眠ったところを金品などを持っていってしまう。
対策
これは少し難しい問題なのですが、やはり話しかけてくる人にはすぐ警戒心を解かない事が大事と言えるでしょう。
中には本当に親切で旅行者に優しくしてくれる人もいるので判断が難しく、いちがんに全部シャットアウトしろ!!と言うと、せっかくの出会いの場が無くなってしまいます。
かいg旅行慣れしてくれば多少は鼻が利くようになるかもしれませんが、始めは全く分からないと思いますので、
始めのころは話す程度は良くても、貰った物を食べたりむやみに着いて行ったりせず、「お腹いっぱいなんです」とか「行く場所決まってるんです」などと言ってしかっり断る方が良いでしょう。

・街中での犯罪

ケチャップ強盗

手口
特にヨーロッパ系で良く聞かれる手口、グループでの犯行で、急にケチャップやソフトクリームを洋服に付けられ動揺している隙に別の人間がスリを働く手口。
対策
何かトラブルが遭っても動揺せず常に周囲に気を配る事が大事です。

首絞め強盗

手口
南米などの地域で良く聞く手口、街を歩いていると急に後ろから羽交い絞めにされ首を強く締め付けられ、気を失わせ金品を強奪する。
現地の悪徳グループが行い現地の人も下手に助けると報復を受ける可能性があるため、人が多い街中でも安心は出来ない。
対策
後ろに気を配り、何分おきにか振り返りをして注意をすることが大事。人気が少ない場所ではなおの事の注意が必要です。

偽警官

手口
警官を装い職務質問等をしてくる。複数で聞いてきて持ち物チェックを装い金品を盗み取る手口。
対策
基本的に何もしていないのに職務質問してくる警察には警戒してください、職務質問されたらまずポリスIDをみせてくれと言う、偽IDもあるのでしっかり確認すること、しぶるようなら怪しいです。
怪しいと思ったらパスポートはコピーをみせ、本物は「ホテルにある」と言う。
クレジットカード等は絶対にみせない。(本物なら見せる必要が無いので提示を求めてこないはず)
調べているときは財布等から絶対に目を離さない等です。
正直本物との区別が確実につかないので、刺激するような態度は避けてください。

その他

その他にもあの手この手で彼等は犯罪をしかけてきます。
外務省のホームページに旅行者の被害にあった例が載っていましたので参考にしてみてください。
全体を通してですが、大事なのは楽しみながらも警戒心を常に何処かに持っておくことが大事と言えるでしょう。
「警戒しているぞ!!」と言うオーラだけでも、強盗やスリは近づいて来づらくなると思います。
また、強盗に遭ったときは絶対に抵抗などはせず、お金だけですむなら差し出してしましましょう!
刺激するような行動、態度は絶対にしないようにしてくださいね!