クレジットカードの海外旅行保険は本人だけに使うものではありません。
ゴールドカードのなどの有料のものとなってしまいますが『家族特約』と言う契約者の家族も保険の対象としてくれる便利なカードがあります。
今回は『海外旅行保険の家族特約』の基本な条件を見ていきましょう。

海外旅行保険の家族特約の条件とは?

まずは『家族特約』の適応される条件を見ていきましょう。
大半のクレジットカード海外旅行保険家族特約の条件は大きく分けて2種類あります。
1つ目は以下の条件

  • 本会員と生計を共にする19歳未満の同居の親族
  • 本会員と生計を共にする19歳未満の別居の未婚の子

(三井住友VISAカードの特約)

2つ目は以下の条件

  • 本会員の配偶者
  • 本会員と生計をともにする同居の両親(義親含む)
  • 本会員と生計をともにする未婚の子

(MUFGカードの特約)

会社によって表記の違いはありますが、要は18歳以下のクレジットカードが作れない親族や子に限定されるのか、カード契約者の親族全員に適応されるのかの違いと言う事ですね。
次に上記の書き方で理解しておく事を見てみましょう。
まずは『親族』の意味です

日本では親族とは以下の範囲を言うそうです。

  • 6親等内の血族
  • 配偶者
  • 3親等内の姻族

この表現だけだとちょっと分かりづらいですね。
この点については書くと長くなるので詳しくは別ページで書いておきますが、意味合いとしてザックリ言うと本人や配偶者の『ひいおばあちゃん、ひいおじいちゃん、ひ孫、おじ、おば、おい、めい』辺りまではカバーできるって事なんです。
でも気をつけたいのが『生計をともにする』と言う文面です。

『生計をともにする』とは
主として契約画面の本人欄に入力された方の収入により生活を維持している(本人と同一世帯に属する)状態を指します。 この関係は、扶養関係にある場合のほか、経済的一体性、連帯性が存在するような関係です。
損保ジャパン日本興亜

様々な解釈があるようですが、基本的には衣食住を共にして家計のやりくりを一緒にやっている家庭の事を指します。
一般的な家庭の旦那さんが正社員、奥さんがパート、子供が18歳未満などのような扶養の関係にある家庭であればこの『生計をともにする』に該当します。
また扶養関係が無い場合でも一般的には同じ屋根の下で経済的に一体性があれば『生計をともにする』と言いますが、カード会社の家族特約の注意書きには以下のような文面もあります。
三井住友VISAカード

家族特約は本会員と生計を共にしていることが前提となりますので、同居の親族であっても、お勤めをされている家族の方などの場合は家族特約の対象とならない場合がございます。

アメリカン・エキスプレス

生計を共にするとは、健康保険証を共有しているか税法上扶養関係にある場合をいいます。

お子様などは問題なくても、正社員の扶養から外れている奥さんはカード会社によっては問い合わせが必要かもしれません。
これらの条件を満たしているのであれば海外旅行保険の家族特約のついたクレジットカードをうまく活用すれば、海外旅行保険費用をうまく抑えることが出来るかもしれません。
次回の記事ではクレジットカード付帯海外旅行保険の家族特約の選び方について説明していきますね!