インターネットが普及しどんな情報でも簡単に手に入る時代。
不動産に関する情報も一緒で、昔は不動産会社に足を運び、実際にその部屋を見せてもらっていたやり方も、最近はインターネットで掲載される情報のみで家屋を借りる方も増えてきているようです。
もちろんインターネットだけで見て決めるのも非常に便利でメリットもありますが、良い賃貸物件を決める時にはやはり部屋をしっかりと内見する事が大切かと思います。
そこで、今回は賃貸物件の内見の重要性とそのチェックポイントについてご紹介していきます。
部屋を借りる前に要チェック!内見のポイント
先ず始めに「内見」とは何かについて、念のため触れておきます。
賃貸物件における内見とは、文字からも推察されるように賃貸物件の部屋の中を見ることをいいます。
具体的には、広さや、間取り、設備といった基本的なものの確認から、部屋の床の傷や壁の汚れ、日当りなどその部屋を細部にわたり確認します。
では、なぜ内見が必要なのでしょうか?この問いこそが、内見の重要性と直にひも付きます。シンプルに言うと「その部屋が生活の拠点になるからです。
ネットの情報からだけでは読み取れない情報
先ほども言いましたが、インターネットの掲載情報だけで住む部屋を決めることが良くないとまではいいません。実際手間や費用が省けるというメリットは確実にネットのみで決めたほうが格段に上です。
しかし、実際に足を運ぶ事でインターネットの掲載情報からでは読みとることができないものを内見で発見し感じることができます。
例えば部屋の広さです。
実際はもう少し広いと思っていたのに狭かった、天井が低く、部屋が圧迫して見えたなどが挙げられます。
また、ハウスクリーニングでは完璧な対処が難しい、前入居者のタバコのヤニ黄ばみや臭いが残っていることもあり、タバコ嫌いな方であれば入居後気持ちが萎えてしまうかもしれません。
繰り返しますが、内見はこれらトラブルを未然に防ぐため、自らの生活の拠点をしっかり自らで事前点検するという重要な役割を担っています。
これだけはチェック!
次に、内見のチェックポイントについて、幾つかポイントを紹介していきます。
具体的なチェックポイントは、間取り、天高、設備機器、日当りです。
間取り
間取りについては、形態によっては、家具の配置がし難く結果として上手くスペース活用ができず、実面積以上に狭くなってしまうことがありますので、内覧の際はどこにどのような家具を配置するか、それができるのか?
もし家具に極端に大きいものがある場合はある程度でも寸法も計ったうえで、チェックする必要があります。
天高
天高については既述でも少し触れましたが、いくら床面積が広くても天井高が低いと圧迫され狭く窮屈に感じることになってしまうため、実際立った時にどうかという観点でチェックすべきです。
設備機器
設備機器については、コンロであれば何口あるか、トイレであれば便座は低くないか(築年数が古い物件だと低すぎるというものもあります)、エアコンは汚れていないか、古すぎるタイプではないか、設置場所は効率的かなどの観点で自分が生活することを観点に念入りにチェックすべきです。
コンセントの場所などもかなり重要なポイントですね。
日当り
日当りは、例え物件に関する募集要領に南向き、日当り良好と掲載されていても、窓を開ける、ベランダに出るなどして、周囲に高い建物はないか、窓などから見た景観は悪くないかなども含めチェックすべきです。
以上、「内見」は単なる手続き的、儀式的なものではなく、実際に自分が住むことをイメージして、本当にその物件にお金を払って借りても良いかという観点でチェックすべきです。
この内見をしっかりするか否かによって、後のトラブル防止にも繋がりますので、既述チェックポイントなどを参考にしながら、素敵な賃貸物件を探してみてください。