引用:公式HP

ハワイで単独コンサートを開催したり、最近ではいち早く東京オリンピックのテーマ曲を作成したりと国民的バンド(グループ)のドリカムことDREAMS COME TRUE。

ボーカルを務める吉田美和さんは、知る人ぞ知る北海道出身で歌手になるために高校卒業後に上京を果たしました。

このサイトでも、上京時時沈んだ心を前向きにしてくれる歌として取り上げたこともある「何度でも」は、一万一回目はなにか変わるかもしれないという、まさに上京して夢を叶えようとしている人への応援歌のようにも感じます。

そんなドリカムの吉田美和さんの上京エピソードを交えてご紹介いたします。

執筆 ライター稲葉様

上京物語 ドリカム吉田美和

1965年5月6日生まれの北海道池田町出身の吉田美和さんは、小学校に入学すると既に2年生の時に漠然と「将来は歌手になると思っていた」と思っていたそうです。

地元北海道では小学校時代に児童会長、中学校の入学式では新入生代表で挨拶をし高校は学区内トップの進学校に通い成績も優秀。

中学生の頃には既に自分で作詞・作曲した歌が200曲を超えていたそうです。

そして高校時代から本格的にバンド活動を開始し、その時作詞作曲した後の大ヒット曲「未来予想図、未来予想図Ⅱ」で既に才能を示してもいました。

そんな吉田美和さんの上京の転機

高校で本格的にバンド活動を開始し上京のキッカケとなったのは、1982年のポプコン大会。

その年の北海道地区大会で優秀賞を受賞。

ちなみに同年のポプコンの全国大会優勝は愛知県名古屋の椙山女子学園大学の岡村孝子の「あみん」の待つわ(岡村孝子・加藤晴子)

それを転機として偏差値が70もありながら大学進学を諦め、歌手になることを決意して上京しました。

そして高校の卒業文集に “BIGなシンガーになる”、“ユーミンなんかに負けるもんか” と書き残し北海道を後にします。

Yoshida-Miwa
引用:公式HP

上京と下積み時代

上京は、高校時代に結婚を前提に交際していて彼氏と共に上京。

歌手デビューを目指しながら渋谷の時計店でアルバイトをしていたというエピソードも最近になり披露されています。

上京後の歌手活動はうまくいかなく、主な仕事はアイドル歌手のバックコーラスといういわば下積み時代を経験します。

その際に、あるアイドル歌手のバックコーラスをしている時に、もともと声質や声量がメインボーカル向きの吉田美和さん一人だけが他のバックコーラスと歌唱方法が違うため、バックコーラスメンバーから「歌い方が違う!」と指摘を受けたことがあったという。
参照:Wikipedia

そんな上京生活4年目にして、一緒に上京してきた彼氏との同棲を解消と同時に別れることになります(理由は明かされていないが吉田美和さん自ら別れを告げたそうです)

自分で決めた別れとはいえ精神的なショッツクで落ち込みで体調を崩すしたそうです。

その当時の上京生活を振り返り「人混みの中で生活するのは大変だったけど、音楽をやめようと思ったことはない」と語り、そんな想いで過ごしていた上京下積み時代に、現メンバーの中村正人さんと運命の出会いを果たします。

この時、吉田美和さんが中村正人さんにバンド結成を持ちかけ、その際に吉田美和さんが中村正人さんに歌って聴かせた曲が「うれしはずかし朝帰り」というのは、ドリカムファンの間では有名な話です。

即座にバンドを結成した理由としては、中村正人さんが音楽を諦めて芸能界で裏方になろうとしていた為、それを吉田美和さんが阻止するためだったという事も、最近になってお二人の口から語られています。

そうして裏方になろうとしていた中村正人さんですが、吉田美和さんの強い説得によりバンドを結成することになりました。

そのバンドがドリカムの前身であるCHA-CHA & AUDREY’s PROJECTです。

DREAMS COME TRUE 夢は叶う

そうして2人でバンド活動をしていきながら、エピックレコードの目に留まり、DREAMS COME TRUEと現在のバンド名でデビューすることになりました。

その当時二人が出会った時も、吉田美和さんは無口で真っ黒な服を着て、人見知りが激しかったそうです。

更に「部屋から出ず、キッチンで出汁を取りながら仕事をするのが好き」という、少し変わった根暗な性格だったことも明かされています。

そうして吉田美和さん22歳、1987年に結成したDREAMS COME TRUEは、1989年(24歳)シングル「あなたに会いたくて」でデビューしました。

上京から6年の月日が経っていました。

一貫して変わらないスタイル

デビュー前から「唄って踊ること」を自分のスタイルとしている吉田美和さんは、その当時は友人からダンスを教えてもらいながら、自分でも振り付けをしてライヴ活動をしていました。

その情熱やパフォーマンスはデビュー後も変わらず、デビュー当時はアルバム人気が先行し2枚目のアルバムで『LOVE GOES ON…』(ラヴ・ゴーズ・オン…)がミリオンヒットとなり(累計180万枚)

11枚目のシングル「決戦は金曜日」が初のミリオンセラーとなり、ついにはオリコン1位を獲得し、現在の不動の地位を築くいています。

以後もシングルヒット連発の黄金時代の作品「サンキュ.」、「LOVE LOVE LOVE」などトータル800万枚を超えるセールスを記録。

このサイトでも、上京時時沈んだ心を前向きにしてくれる歌として取り上げたドリカムです。

そんな吉田美和さんの上京物語を浮かべながら、あらためて聴いてみるのもいいですね。