クレジットカードに無料で付帯される海外旅行保険。
ただでさえ便利なクレジットカードに保険が付く事は大変ありがたい話ですよね!
ですが、この海外旅行保険付帯のクレジットカード使い方をちゃんと知っておかないと全く意味をなさない場合があるので注意が必要です。
そこで、今回は海外旅行保険付帯のクレジットカードの使い方についてしっかりと解説していきたいと思います。
自動付帯と利用付帯
一番注意したいのがこの2つの付帯の違いです。
自動付帯とはその名の通りクレジットカードを所有する方あるいは、家族付帯などがあれば家族の方が海外旅行を目的に家を出発した時点から家に帰るまで保険が適応されるシステムです。
極端な話これから海外旅行に行くよと!言って家の前で交通事故に合ってもこれは海外旅行保険でカバーされると言う事ですね。
次に『利用付帯』これが結構厄介で、海外旅行保険が付帯しているクレジットカードで旅行代金や航空券を払うことで利用が開始されるシステムです。
条件はカードによって違い、パッケージ・ツアーの料金や国際線の航空券を支払う事で適応されるタイプや、日本を出発する時に『電車、バス、タクシー等』などを利用した場合宿泊施設の料金をクレジットカードで支払った場合などがあります。
利用付帯には使用しないと全く保険金がおりないタイプと、使用した場合に比べて非常に保険金額が少なくなってしまうケースがあります。
保険の規定等にこの旨は書かれているので必ず確認するようにしましょう。
海外旅行保険付帯のクレジットカードの期限
これは一般的な海外旅行をする方には関係ないかもしれませんが、基本的に海外旅行保険付帯のクレジットカードの期限は90日間と決まっています。(出国した前日の午前O時から日本に入国した翌日の午後12時)
海外旅行の途中で海外旅行保険に加入する事も出来ないので、バックパッカーのような長期の海外旅行に出かける方は保険会社の保険に加入するしかないと言う事ですね。
保険が適応されないケース
海外旅行保険付帯のクレジットカードで意外と補償の範囲に入らないケースがいくつかあります。
例えば
- 歯の治療
- スカイダイビング・登山など危険が伴うスポーツ中の事故。
- 妊娠、出産、流産
- けんか、犯罪
出産間際で海外旅行に出かける人もあまりいないとは思いますが『妊娠、出産、流産』は保険の適応外と言う事、歯の治療も適応外と言う事には注意が必要ですね。
犯罪により怪我などをした場合も保険が適応外と言うのも理不尽な気もしますが、基本的に保険自体このような決まりごとになっているようです。
保険金申請方法
さて大切ななのが保険金の申請方法ですね。
基本的には保険金請求の場面があった場合それぞれのサポートディスクに連絡をすれば、そのケースに対しての対応を教えてくれますが、基本的には現地で必要書類などを揃えておいて帰国後保険金の請求などが行なわれます。
この書類などを作成せずに帰国してしまうと保険金の請求が出来ないケースがあるので、必ずサポートディスクで問い合わせて確認しておくか事前に規約などで確認しておいてください。
一例を簡単に以下に記載しておきます。
傷害疾病治療
- 医師の診断書
- 治療費の明細書・領収書
- 保険金請求書
- パスポ-ト(コピ-)
- カードの利用を証明する書類
治療を受けた際の明細書・領収書を無くさずに持ち帰る事と、診断書を必ずもらう事などが大切ですね。
携行品損害
- 事故証明書
- 損害額を証明する書類
- 保険金請求書
- パスポ-ト(コピ-)
損害額を証明する書類は買ったときの領収証やレシートなど金額を証明するものですね。
無いケースが殆どなんで大体の額を申請します。
大事なのは警察に言って作る事故証明書です。
これらは一例ですがそれぞれのカードの規定などに記載されていますので確認してみましょう。
キャッシュレスサービス
保険金請求で重要な項目として医療機関にかかった時のキャッシュレスサービスの存在です。
カードの種類によりますが、現地での病院で多額の金額を負担しなくて済むように費用を保険から直接支払ってくれるサービスがあります。
大変便利なこのサービスですが、提携の病院などに限定され事前にサポートディスクに連絡を取りその病院を確認する必要があります。
事前の確認が大切
以上様々なクレジットカード付帯の海外旅行保険の使い方を説明してきましたが、何か事故が起こってからでは慌てていて対応がかなり手間取ってしまいます。
自分のカードにどのようなサービスやサポート体制があり、簡単でよいので流れを見ておく、最低でもサポートディスクの番号だけは控えて直ぐに電話出来るようにしておきたいですね。