リゾートバイトを始めて1ヶ月、人間関係も寮の環境も最悪・・。おまけに雇用条件も聞いていたものと違う・・。

契約期間は3ヶ月だけどもう辞めたい・・。そんな悩みを抱えるリゾートバイトアルバイターさんは少しながらいるようです。

この記事を見に来た方ももしかしたらそんな悩みを抱える人かもしれませんね。

今回は、リゾートバイトを雇用期間内に辞めたくなったら正当に辞める事が出来るのか?という点について見ていきましょう。

リゾートバイトを辞めたくなった時

通常のアルバイトでもそうですが、夢があって入った会社等でも実際に働いてみると想像と違い、入って数日で辞めたくなった。。

そんな事ってありますよね。かくいう僕もけしていいことではありませんが、アルバイトでは最短2日で辞めてしまった事があります。

幸いリゾートバイトに関しては職場に恵まれ辞めたいと思った事は無かったのですが、中には
『寮があまりに汚くて気になってしまい住めない』
『職場の人が派遣に対する扱いが酷すぎていられない』
『寮の環境が合わなくて睡眠不足になってしまった・・』
『入る前に話していた規約内容とあまりにかけ離れている。。』

等と問題は絶えないようです。。

僕は自分でいうのもなんですが、けして強い人間ではありません。だからなんとなくこういった気持ちも理解できるのですが、やはり派遣されたばかりで辞めたい!というのはいうべきか迷いますし、難しい問題でもありますよね。

では、まずは法律的に見たアルバイトを辞める時の条件を見ていきましょう。

民法第627条と628条

アルバイトの雇用に関する事はこの2つを見ておけばいいかと思います。

まずは民法第627条
1 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申し入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申し入れの日から2週間を経過することによって終了する。

これは雇用期間を決めていない労働者を守る為の法律ですね。

早い話『2週間前に辞めたい!!と言えば法律的には辞めていいよ~!!って事なんですね。
まぁ、実際のところは新しいアルバイトの補充などもあると思うので最低でも1ヶ月位前にいうのがベターかと思います。

ただ、この法律に関してはリゾートバイトアルバイターは大概契約期間が定められているので条件に当てはまりません。

リゾートバイトアルバイターが辞めたいと思った時に当てはまるのが次の法律です。

(やむを得ない事由による雇用の解除)
628条
当事者が雇用の期間を定めた場合であっても、やむを得ない事由があるときは、各当事者は、直ちに契約の解除をすることができる。この場合において、その事由が当事者の一方の過失によって生じたものであるときは、相手方に対して損害賠償の責任を負う。

そうなんです、リゾートバイトアルバイトのように契約期間が定められている方の場合は『やむを得ない事由』が必要となるのです。
これが非常に難しいところです。
やむを得ない事由の例としては
『給料を払って貰えない!』
『パワハラ、セクハラ』
『職場の環境により労働者の方に心身的異変がある場合』
などケースbyケースによります。

理由が給料未払いなどであれば明確だし、職場に明らかな非がある場合は問答無用で辞めてもOK!という事になりますが、職場環境が合わない、寮が汚いなどの理由は非常に微妙なところです。

つまりは一方的に辞める事は出来ずに、『担当者との相談』となってしまう訳ですね。

リゾートバイトを辞める時の現実のところ・・

とは言えこれはあくまで法律のお話、現実のところは1ヶ月前でも辞めれない場合もあれば、雇用期間があってもあっさりと数日後に辞められるケースもあります。

これはリゾートバイトアルバイターさん、派遣会社担当者さん、実際働いている職場の上司等の考え方や関係が非常に難しく関わってくるでしょう。

派遣会社さんにとっては、働いているスタッフさんも大事ですが、実際にお金を頂く企業さんも非常に大切な存在です。
スタッフさんの勝手な意見だけで企業に迷惑をかけるのは当然嫌がります。

ですが、理解がある担当者や臨機応変に対応できる担当者であれば、この辺りの問題もサッと解決してくれる可能性もありますし、企業側も場合によってはOK!サインを出してくれるでしょう。

とにもかくにもリゾートバイトを辞めたい!!と思った時は『その理由をまとめて担当者に相談する事』が一番優先でしょう。
一人では解決出来なくても解決できる問題もあるかもしれません。

またどうしても話がこじれてしまう場合は労働相談センター等に相談してみるのもいいかもしれません。

何がなんでも辞めたい!!

担当者に相談しても問題解決しないし、辞めさせてももらえない・・。
あるいは相談なんてせずに今すぐ辞めたい!!という場合は、あまり良くありませんが最後の手段となってしまいます。

『やむを得ない事由』を付け足すことですかね。

『家族の体調に異変』等の言い訳を付けてしまう方法です。
また最後の(×20回)手段としてバックレ。。。とか

まぁ、正直こんな方法は取って欲しくないし書くべきでは無いのかもしれません。。
どうしようもない等の時の最後の最後の手段としての話ですので、こんな方法は使わないで済むように祈ります。。

そして何があっても僕は責任は負えません。。自分にも会社にも後味は非常に悪くなりますし、働いた分の給料は期待できませんよ。。

リゾートバイトを途中で辞めた場合

さて、担当者に相談をして無事円満に途中退職出来た場合でも残念ながら大概のリゾートバイト派遣会社の場合ペナルティがあります。
それは『交通費を払ってもらえない』という事です。

通常リゾートバイトは契約期間満了後の給料と一緒に交通費が支払われます。その為途中で退職してしまった場合は『交通費が支払われないケース』が殆どです。

近くならまだいいかもしれませんが、東京から沖縄などの遠距離の場合は交通費だけで結構痛手な出費になります。
これがリゾートバイトを途中で辞めた場合の一番多いペナルティとなりますね。。

最後に

さてここまでリゾートバイトを途中で辞める方法について長々書いてきましたが、出来る事なら問題が起こる前に解決するとか、問題に対する考え方を変える事がベストです。

この記事を読みに来ている方は大概手遅れかもしれませんが、簡単に派遣先を決めずに良く話を聞いたり調べたりするなどの事前対処。

起こっている問題は本当に相手が悪いだけなのか?そうだとしても自分が多少譲れる部分は無いのか?等よく考えてみる事などが大切かと思います。

今は大きな悩みに思えてもリゾートバイトは一生やっていくような仕事ではありません、問題に前向きに向き合って『辞める』という選択肢を頭から外す事も時には大切なケースもありますし、自分を大きく成長できるチャンスかもしれません。

もちろん我慢できる範囲は人それぞれなので我慢しすぎて体調を崩したりしてしまう可能性もありますので、絶対我慢したほうがイイ!とは言いませんが、ちょっと立ち止まって考え見る事も大切かもしれませんよ。

この記事を読んでくださってる方が問題が解決して、リゾートバイトがいい思い出になる事を僕は祈ります!

長くなってしまいましたが読んでくださってありがとうございました!ではまた!